大会・部門別研究会

第157 回部門別研究会(作業部門)「安全現場における女性登用の現状と課題について」

テーマ
安全現場における女性登用の現状と課題について
開催日時
2025年5月31日(土)14:00 〜 17:00
開催場所
対面開催を主会場とし、ウェビナー形式を併用する
対面:九州大学日本橋サテライト(日本橋ライフサイエンスビルディング9階)
遠隔:Zoom ウェビナー形式
概要
「労働力調査」(総務省統計局, 2023)による産業別就業者の女性比率は全産業で45.2%であり、おおむね半数が女性といえます。しかし、同時に産業別には明確な差があることも分かります。女性が多い現場としては、医療・福祉における約74.8%を1 位として、宿泊業・飲食サービス業、生活関連サービス、教育・学習支援がおよそ60%以上となっています。一方で、女性が少ない現場としては、鉱業・採石業等、電気・ガス等、漁業、建設業、運輸・郵便業などがおよそ20%以下です。これらの産業は作業部門が関わる安全衛生の現場にも重なり、労働人口が減少していく際に人口の半分しか対象にできないことで大きな困難が予想されます。本研究会では、女性が少ない現場の取り組みや現状について話題を提供していただき、それらに基づいてディスカッションをしたいと思います。
ただし、女性の就業率は男性とほぼ変わらない水準まで高まっていますので(男性84.3%、女性80.8%;2023 年)、これらの産業の女性就業率を高めることは他産業から女性を移行することでもあり、それらの産業における女性就業率は下がることになります。解決は容易ではない問題ではありますが、人材不足は安全にも生産性にも直結する問題です。多くの方のご参加を得て、さまざまなご意見を伺いながら少しでもヒントが得られれば幸いです。
話題提供
① 海事産業における女性のキャリア形成について(仮)
 石田 依子(宮城学院女子大学一般教育部)
② 原子力発電所における女性技術者の現状と課題課題(仮)
 八木 絵香(大阪大学CO デザインセンター)
③ 建設現場における女性の採用について(仮)
 山岸 邦亘((株)丸本組技術支援部)
指定討論
未定
企画・司会
大橋智樹(宮城学院女子大学)
参加費
会員・非会員とも無料です
協賛
人間工学専門家機構(予定)、日本原子力学会(予定)

 

会場でご参加の方はお申し込み不要です。直接会場へお越しください。15分前より入室可能です。

オンラインでご参加の方には前日までにZoomのURLをお送りします。event@jaiop.jpからのメールが受信できるようご確認ください。

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